ハハハ廃墟

サボタージュ

山登りについて

山登りが趣味です。

とは言え大した山には登りませんが。

登山の醍醐味について僕は昔、「高い山に登ること」「達成感」だと思っていました。おそらく登山趣味の方のほとんどはそうなのでしょう。

僕の醍醐味は「死ぬかもしれんなコレ」という感覚を味わうことです。

たった一人、体力のない体で、完全にナメた装備で登ります。標高が上がるにつれ、「僕は帰れるのだろうか」という気持ちが高まります。

社会と隔離された状況がそこにあります。

これが好きなのです。他者からの助けを失うと同時に普段からクソほどの自身もなく、ただ流されるだけで生きている自分が、無意識で他に自分を委ねている状況から解放されるのです。

「生きているんだなぁ」という実感があります。そして置かれた状況によりその最小単位の実感が、瞬く間に僕の価値の全てになるのです。

実感が自分自身を支配するその状況は、何か「回復」といった感じがあります。今まで社会的なクソが詰められていた自分自身の体の中からソレが消え去り、生の実感を伴った山の「美しいもの」が入ります。

これが最高なのです。

例えばちゃんとした装備で山に登ったなら、この感覚はありえません。大人数で登っていても、ありえません。

僕の精神があくまで「これはOK」と判断した物しか持って行ってはいけません。

山をナメた格好じゃないと、適当じゃないと、自由じゃないといけません。

ワンダーフォーゲル部なんて血迷っていました。あんなもんはクソから離れる為に逃げた場所でクソの家を建てるようなモンです。THE・クソです。